リヴァプールに移籍した南野拓実 [写真]=getty Images
2020年冬の移籍市場では、世界で総額11億4850万ドル(約1265億円)が動いたという。FIFA(国際サッカー連盟)が12日に今冬の移籍に関するレポートを公開した。
レポートによると、2020年1月1日〜1月31日までに世界で4108件の国際移籍が完了し、移籍金総額は2019年冬の11億ドル(約1211億円)から4.3パーセント増加した。そのうち、“ビッグ5”とされるスペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランスの欧州5カ国のクラブが獲得側だった国際移籍の総数は全体の14.1パーセントにあたる580件だったが、支払った移籍金総額は全体の71.8パーセントにあたる8億2460万ドル(約908億円)となった。
欧州5カ国の移籍金総額は、2019年冬の6億4600万ドル(約711億円)から27.6パーセント増加し、2018年冬の10億1820万ドル(約1121億円)に次ぐ歴代2位を記録。なお、その移籍金総額の93.1パーセントが各国トップリーグに属するクラブが支払ったものだったという。
また、イングランドのトッテナムからイタリアのインテルに移籍したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンのような、欧州5カ国内での国際移籍は123件で、総額2億6040万ドル(約287億円)。オーストリアのザルツブルクからイングランドのリヴァプールに移籍した日本代表FW南野拓実のような、欧州5カ国が他国から獲得した国際移籍は457件で、総額5億6420万ドル(約621億円)を記録した。
欧州5カ国のうち、イングランドのクラブが総額2億9820万ドル(約328億円)を支払ってトップ。逆に、クラブが受け取った移籍金の総額が最も多い国は、ドイツで総額1億110万ドル(約111億円)だった。
By サッカーキング編集部
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