“ゴジラ世代”昭和49年会が発足 井口監督、黒田氏、岩瀬らレジェンド集結

[ 2018年1月18日 05:30 ]

メジャー時代の松井氏(左)と井口監督
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 最強世代の旗揚げだ。プロ野球の昭和49年度生まれの選手、OBらで構成する「昭和49年会」が発足したことが17日、分かった。ロッテ・井口資仁監督(43)を筆頭に、名球会入りメンバーが実に4人。このオフには野球教室などのイベント実施も予定しており、井口監督は15日に野球殿堂入りしたヤンキース・松井秀喜GM特別アドバイザー(43)の参加も熱望した。

 昭和55年会が「松坂世代」なら、新たに発足した昭和49年会は「ゴジラ世代」と言っていい。松井氏に井口監督、元広島の黒田博樹氏。そして唯一の現役選手である中日・岩瀬と名球会入りを果たしているメンバーが4人とそうそうたる顔触れだ。井口監督は「(松坂)大輔世代もいっぱいいるけど、“意外と俺らもいるんだよな”とみんなで言っていたんだ」と笑顔で話した。

 きっかけは昨秋。仙台市内で同学年のメンバーが集まった際に発足の話題が持ち上がった。そこから準備を進め、12月上旬に東京都港区内で井口監督らが出席した会合で正式に誕生。総勢40人以上で、LINEでのグループもできている。幹事は楽天の部坂俊之打撃投手が務めており、井口監督は今後について「野球教室、イベントとかいろんな活動ができれば」と明かした。

 子供たちの野球離れが叫ばれる中、野球教室など球界を盛り上げるための活動はいくらでもある。そして、その場に野球殿堂入りしたばかりの松井氏がいれば、大いに盛り上がるのは間違いない。井口監督にとっては、同時期にメジャーの舞台でともに活躍した盟友。心臓手術をした子供を一緒に球場に招待したこともある。「同級生だけど、(松井)秀喜は別格の存在。殿堂入りは非常にうれしい。でも、引退してそんなになるのか、と思う」。そして「次のオフに“みんなでやろうか”と言ってるから」と、昭和49年会のイベントでの再会を心待ちにしている。

 メンバーの中で、井口監督は唯一の現役監督。今季は指揮官1年生としてシーズンを盛り上げ、オフも昭和49年会の一員として精力的に活動する。

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2018年1月18日のニュース