オリックス・山本 新球チェンジアップを試投 侍でDeNA・今永に助言受け着手

[ 2020年2月4日 05:30 ]

オリックス

ブルペン入りしたオリックスの山本由伸はテークバックで舌を出す(撮影・井垣 忠夫)
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 鬼に金棒だ。オリックスの山本がキャンプ初のブルペン投球を行い、捕手を立たせて22球、座らせてから24球の計46球。カットボールやカーブの他に、“新球”チェンジアップを試投した。

 「フォームのバランスを確認しました。チェンジアップはまだ使うかどうか分かりませんが、時間をかけて、しっかり練習したい」

 全球種が一級品と言われる最強右腕が、新たな武器を手に入れようとしている。元々、兼ね備えていた球種だが、DeNA・今永に助言を受け、改めて習得に着手した。侍ジャパンとして参戦した昨秋の「プレミア12」でチームメートとなり、自身が取り組む「やり投げ調整」について、意見交換するなど交流を深めてきた。

 他球団の「007」は警戒感を強めた。昨季リーグ2連覇した西武・黒瀬春樹スコアラーは、「球界を代表する投手。良いボールを投げていました。チェンジアップもねえ。全ての球種が一級品なのに、そこに違うボールを投げられたら苦しい…。何か対策を立てないといけない」と警戒レベルを引き上げた。

 山岡とともにダブルエースとして期待がかかる。「(昨季より)ボールの質も変わった。とにかく順調だと思います」。季節の節目を意味する節分の日に、新境地を開く。
(湯澤 涼)

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2020年2月4日のニュース