センバツ無観客開催の方向 出場校から不安も…「甲子園の土を踏めるのはありがたい」と前向きな声も

[ 2020年3月4日 19:50 ]

甲子園球場
Photo By スポニチ

 日本高野連が4日、大阪市内で会見を開き、第92回選抜高校野球大会(19日から13日間、甲子園)の通常開催を断念し、出場校に対して無観客での開催を前提に準備を要請すると発表した。一方で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、11日の臨時運営委員会で大会可否の最終判断を行うことも合わせて発表された。

 21世紀枠で46年ぶりに出場が決定している福島・磐城の木村保監督は「仕方ないことだが、いまだに不安でいっぱい。それでも与えられた環境の中で準備を進めるだけ」と話し、創成館・下野研児部長は「無観客でも甲子園の土を踏めることはありがたい。甲子園でやるぞ、という方向で選手たちもやっているので」と前向きに話した。

 ▼帯広農・前田監督 本人(生徒)たちはドキドキしていたと思う。本人たちと思いきりやるぞの気持ちでやれれば。

 ▼鶴岡東・小西部長 開催していただけるという方向なので、健康面に気をつけてしっかりと準備していくだけです。

 ▼高崎健康福祉大高崎・青柳監督 まずは健康第一。今やれることをするだけ。

 ▼花咲徳栄・岩井監督 一番大事なことは生徒から感染者を出さないこと。

 ▼国士舘・永田監督 3年生は最後のセンバツ。試合をやらせてあげたいとずっと思っていた。こういう形になって正直ありがたい。

 ▼東海大相模・門馬監督 本日の日本高校野球連盟の決定に従い、学校長と話し合いながら今後のことは考えていきます。

 ▼山梨学院・吉田監督 正直ホッとしています。今の社会情勢を考えると、厳しいのかなと思っていました。

 ▼県岐阜商・鍛治舎監督 こういう状況の中で重い決断をしていただいたと受け止めている。

 ▼履正社・岡田監督 生徒たちの夢の舞台である甲子園で試合ができる可能性が残されたことについて安心した。

 ▼鹿児島城西・井上部長 しっかり準備して大会に臨むだけ。

続きを表示

この記事のフォト

2020年3月4日のニュース