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リゴンドーが2階級制覇、井上尚弥との統一戦意欲「怪物狩りに臨みたい。どこでも戦う」

[ 2020年2月9日 17:23 ]

ギジェルモ・リゴンドー(AP)
Photo By AP

 ボクシングのWBA世界バンタム級正規王座決定戦は8日、米ペンシルベニア州アレンタウンで行われ、元WBA&WBO世界スーパーバンタム級王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が元WBA世界スーパーフライ級王者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)に2―1で判定勝ちし、階級を下げての2階級制覇を達成した。WBA世界バンタム級は井上尚弥(大橋)がスーパー王者に君臨しており、リゴンドーは統一戦に意欲を示した。39歳のリゴンドーは20勝(13KO)1敗1無効試合、37歳のソリスは30勝(14KO)6敗1分け。

 ――今夜のファイトを振り返って。
 「ソリスは素晴らしいボクサーで、私も苦しめられた。良い試合だったから、彼のことも祝福したい。ただ、より優れた選手が勝ったことはみんな分かっているはずだ」

 ――第2ラウンドからスタイルを変えたように見えたが。
 「これまで示してきた通り、私はリング中央で打ち合うこともできる。ただ、初回終了後、ロニー・シールズ・トレーナーにアウトボクシングを指示された」

 ――次は誰と戦いたいか。
 「私は誰とでも戦う。(私と戦いたいならアドバイザーの)アル・ヘイモンに連絡してほしい。みんなは私に誰と戦ってほしい?どんな選手とも戦う準備はできている」

 ――井上尚弥との対戦の期待も出ているが。
 「これまでは自分より大きな相手と戦ってきたが、今では適したウエートに落とした。モンスター・ハンティング(怪物狩り)に臨みたい」

 ――井上の印象は。
 「素晴らしいファイター、偉大なファイターだ。ウォリアー(戦士)だ」

 ――井上とのマッチアップをどう思うか。
 「(井上は)試合が始まったら多くの適応を施してくる。それは私が得意とすることでもある。彼は総合力に優れた選手で、私も彼もお互いに適応を得意としている」

 ――井上対ドネア戦をどう思ったか。
 「凄い試合だった。ノニト(ドネア)も偉大な選手だから、井上にとってもタフな試合だった」

 ――井上はボブ・アラムが率いるトップランクと契約したことが、対戦交渉を難しくすると思うか?
 「アラムは彼の選手を私に対戦させたら何が起こるか、もう分かっている。これはビジネスであり、私は誰とでも戦う準備はできている」

 ――井上戦のために再び日本を訪れるのも問題はないか?
 「どこでも構わない。2014年の大みそかに日本で戦った経験もある」

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2020年2月9日のニュース