桂三金さん葬儀で師匠・文枝号泣「ほんまに戻って来てほしい」

[ 2019年11月12日 21:10 ]

通夜参列後、報道陣を前に号泣する桂文枝
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 9日に脳幹出血のため48歳で死去した落語家の桂三金(かつら・さんきんさん、本名・奥野武志=おくの・たけし)さんの通夜が12日、大阪市北区の大阪北玉泉院で営まれ、笑福亭仁智(67)や桂文珍(70)ら約550人が参列した。 

 師匠の桂文枝(76)は、同じ関西大の落語研究会出身の後輩でもあり、自身の創作落語も多く演じたまな弟子の急死に「非常に僕にとって存在感があった。あまりにもあっけなく突然に消えてしもたんで、何を言ってええのか…」と、ショックを隠せなかった。

 声を震わせ、「ほんまに今まで仲良うやってきたのはなんやったんや…三金のアホ!という思い。もっと一緒におってくれよ。元気で立派な体してるのに、なんやねん…何考えとんねん」と号泣した。「せっかく嫁さんももろて、たった6年しかたってないし、弟子も取ったとこやのに、何を考えとんねん…悔しいです。ほんまに戻って来てほしい」と顔を真っ赤にし、何度も手で目をおさえ訴えた。

 祭壇の中央には黄色の着物姿の三金さんの遺影。会場内には浴衣や手ぬぐい、賞状やトロフィーなどゆかりの品が展示された。告別式は13日午前11時より同所で。文枝が弔辞を読む予定。

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