闘病中の笠井アナ ある青年からのLINEに感動「入院して25日、こんなに泣いたの初めて」

[ 2020年1月12日 19:53 ]

笠井信輔アナウンサー
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 血液のがんと言われる「悪性リンパ腫」を公表した元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(56)が12日、自身のブログを更新しある青年から送られてきた写真に涙したことを明かした。

 笠井アナは東京都町田市出身で、ここ15年ほど毎年、成人式の司会を担当していたという。今年も司会に決まっていたが、病気のために断念。そんな笠井アナのLINEに突然、羽織はかま姿の青年の写真が送られてきたという。その青年は東日本大震災で両親を亡くしており、震災の6日後に津波の現場で笠井アナと出会ったという。それから9年。笠井アナは「津波で親御さんが亡くなったとわかっても、気丈に振る舞う立派な小学生でした。その後も、取材とは関係なく自宅を訪ねて、成長の様子を伺って来ました、その隆くんが、もう成人式!」とし、「入院して25日、こんなに泣いたの初めてでした。それは、つらい涙ではなく、うれし涙。父も母もいない中、思春期をすごした隆くんとご親族の大変な9年間を考えると、自分なんて病院で寝てるだけです。抗がん剤治療を我慢すればいいだけなんです」とつづった。

 電話をしたところ、「笠井さんも、今、大変だと思いますが応援していますから」という言葉を掛けられたという笠井アナ。「ありがとね。応援してるつもりが、いつの間にか、私が応援される身になっていました。人生って不思議なものですね。本当に本当に、成人おめでとう」と祝福。「病気を治して、また東北を訪ねていかなければいけません」と誓いを新たにしていた。

 笠井アナは、抗がん剤治療を行っており、インスタグラムなどで副作用で髪の毛が抜け始めたことを報告している。

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2020年1月12日のニュース