47歳・木村一基王位vs17歳・藤井聡太七段の“30歳差対決” 第61期王位戦7番勝負開幕

[ 2020年7月1日 09:06 ]

第61期王位戦第1局1日目の朝を迎えた愛知県豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」
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 将棋の第61期王位戦7番勝負が1日、愛知県豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で開幕した。17歳の藤井聡太七段が、昨年、史上最高齢で初タイトルを獲得した47歳の木村一基王位に挑む“30歳差対決”に注目が集まる。

 前夜までの強い雨風は収まったものの、豊橋市は梅雨特有のムシムシした空気をまとう朝を迎えた。史上最年少2冠獲りに挑む藤井七段は、夏らしいさわやかなライトグレーを基調とする和服姿で登場。8時36分頃、対局場の下座に着座すると、用意されたペットボトルのお茶をグラスに注いで対局に備えた。迎え撃つ木村王位は8時42分頃、「おはようございます」のあいさつとともに入室。紺色の羽織にモスグリーンの袴、と渋い色調の和服姿で貫録を見せつけた。

 記録係を務める中西悠真三段による振り駒が行われ、藤井七段が先手に決まった。午前9時、立会人の谷川浩司九段の「定刻となりました。第61期王位戦第1局、藤井七段の先手番でお願いします」という発声で注目の一戦が始まった。

 対局は2日制で、持ち時間は各8時間。午後6時に封じ手が行われる。副立会人は山崎隆之八段が務める。

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