【桐生・イースタンヤング】木下、史上2人目の連覇達成!「大阪の強さを見せられたのが一番」

[ 2020年6月20日 05:30 ]

ボートレース桐生のG3第7回イースタンヤングを制した木下翔太
Photo By スポニチ

 ボートレース桐生のG3「第7回イースタンヤング」は19日、最終日12Rで優勝戦が行われ、1号艇の木下翔太(29=大阪)が優勝した。前回(びわこ)に続く大会連覇を達成。優勝賞金200万円とプレミアムG1ヤングダービー(9月、びわこ)の優先出場権を獲得した。なお、3号艇の永井彪也はコンマ01のフライングに散った。

 しびれるスリット合戦。フライング1本持ちの木下もコンマ02とヒヤッとしたが、押し切ってみせた。4日目から3日連続の逃げを決めて大会連覇を達成。「ドキッとしたけど、冷静にスタートを放れてギリギリ残れた。足も良かったし、1Mは完璧なターン」。勝負を分けたのはヤング世代での“オトナ”の対応。東西を通じて大会連覇は第1、2回ウエスタンヤングの篠崎仁志以来2人目だ。

 前回は2コースからV。今回は圧巻の王道Vで浪速の次世代エースとしての威厳を示した。「今年で卒業ですし、(登録番号は)上の方で来ているので優勝するつもりだった。大阪の強さを見せられたのが一番」と満面の笑みを浮かべた。

 来年4月で30歳を迎える木下にとって、ヤングダービーを獲得するチャンスはあと1回。G1タイトルこそグラッチェ軍団の丸野や上條暢嵩に先を越されたものの、SG優出は3回を数え実力は世代トップレベル。次節SG宮島グランドチャンピオン以降は記念ロードをまい進する。「(オールスターで)同世代の仁志さんがSGを獲って刺激になった。やっぱSGで結果を出さないと」。ヤングダービーだけでなく、さらに上のタイトルを目指す戦いは続く。

 【連覇霧散】桐生ボート最終日12Rで永井彪也がフライング。下関ボートレースメモリアル(8月25~30日)終了後に30日間のフライング休みに入るため、びわこヤングダービー(9月17~22日)は選出除外となる。昨年に続く連覇の可能性はついえた。

 ◆木下 翔太(きのした・しょうた)1991年(平3)4月3日生まれ、大阪府出身の29歳。大阪支部所属。108期生として11年5月、住之江でデビュー。15年5月からつルーキーで初優勝。通算15V。同期は上村純一、中山雄太、江崎一雄ら。1メートル72、54キロ。血液型A。

続きを表示

2020年6月20日のニュース