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久保が“主役”4発演出!地元メディアも称賛 マジョルカ残留に望みつないだ

[ 2020年7月2日 05:30 ]

スペイン1部   マジョルカ5―1セルタ ( 2020年6月30日 )

<マジョルカ・セルタ>前半27分、クチョ・エルナンデス(左)のゴールを喜ぶ久保
Photo By 共同

 マジョルカの日本代表MF久保建英(19)が30日、ホームのセルタ戦に9試合連続で先発出場した。交代する後半38分まで攻守に積極的なプレーを見せ、2アシストを含む4得点に絡む大活躍。5―1での大勝に大きく貢献し、地元メディアも高評価した。再開後1分け4敗と降格圏の18位に沈んでいたチームにとって、3月7日のエイバル戦以来6戦ぶりとなる白星。残留争いのライバル、17位セルタに勝ち点差5まで迫り、逆転での1部残留に望みをつないだ。

 ゴールショーの“主役”は久保だった。4―3―3システムの3トップ右で先発出場。PKで先制し、迎えた前半27分だった。左サイドから短いパスを縦に送り、コロンビア代表FWクチョ・エルナンデスのゴールをお膳立て。さらに、同40分には右サイドからDFポゾのゴールを演出し、思わず抱き合って喜んだ。その後も勢いは止まらずチーム5ゴールのうち実に4得点に絡む活躍。試合後には自身のインスタグラムに「La mereciamos!!!(僕らは勝利に値した!!!)、A seguir!!(継続だ!!)」とつづった。

 リーグ再開後は週2試合の過密日程で、ここまで6試合。多くの選手が一度は先発を外れる中、全て先発出場している。そんな久保に対し、地元紙のアスは3点、マルカ紙も2点(ともに3点満点)とチーム最高点を与えた。また、アス紙はデータ分析会社「オプタ」の情報を引用。1試合2アシストがスペイン1部リーグでは、21世紀における外国人選手最年少記録の更新となったと報じ「久保は再び輝き、シーズンで最高のマジョルカの選手の一人に輝いた。彼は1部リーグ残留達成を夢見続けるチームのリーダーだ」と絶賛した。

 残留争いのライバル17位セルタを下して勝ち点差を5に縮めた。今季は残り5試合。次節は敵地でAマドリードと対戦する。今季限りでマジョルカを去ることが確実視されている久保だが逆転での1部残留を“置き土産”とすることができるか。

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