IOC、東京五輪の開催時期「3週間めどに最終決定」初の全委員対象電話会談で意見集約

[ 2020年3月28日 05:30 ]

国際オリンピック委員会のバッハ会長(AP)
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 国際オリンピック委員会(IOC)が26日、IOC全委員や各国際競技連盟(IF)と電話会議を開き、来年に延期となった東京五輪の開催日程について「3週間をめどに最終決定する」見通しを示したことが分かった。

 IOCによると、全IOC委員を対象とした電話会議は史上初めてで、トーマス・バッハ会長は延期決定の経緯について説明し、東京五輪についての意見を集約。大会組織委員会の森喜朗会長は開催時期を「おおむね夏をめど」としているが、一部のIFからは酷暑を避けるために春開催や9月の開催を希望する意見が出たほか、日程の早期決定を求める声が目立ったという。ただし、秋は北米プロスポーツや欧州サッカーと時期が重なり、開催は遅くとも来夏までとされている。一方、陸上競技や水泳のIFは来夏に予定している世界選手権の日程変更に応じる姿勢を示している。

 今後はIOC調整委員会や組織委で構成される作業部会が日程や会場を調整する。

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