女子バレーロンドン五輪銅、新鍋理沙が引退会見 右手人さし指手術と五輪延期で決断

[ 2020年6月29日 16:05 ]

引退会見で花束を受け取る新鍋(右)(提供:SAGA久光スプリングス株式会社)
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 バレーボール女子日本代表として12年ロンドン五輪銅メダルを獲得した新鍋理沙(29=久光製薬)が29日、オンラインで引退会見を開いた。白いワンピース姿で会見場に登場した新鍋は「ロンドン五輪がバレー人生で大きな経験だった」と11年間の現役生活を振り返った。

 全日本の主力メンバーが惜しまれつつもコートを去る。今年4月下旬、何年も痛みを抱えていた右手人さし指を手術したことに加え、東京五輪の延期が引退の引き金になった。「(五輪が)延期にならなければ頑張りたいという気持ちはあった。(けがもあって)1年後に納得できる姿を想像できずに今回の決断に至りました」と苦しい胸の内を明かした。

 今後もバレーボール界には携わっていくつもりだといい「バレーを通じて多くの経験をさせてもらった。学んだことを生かして恩返しをしていきたい」と抱負を語った。

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