“ジャンボ3人娘”が進撃!英莉花、西郷、笹生、全員が2差5位 ルーキー2人デビュー戦で結果

[ 2020年6月30日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ最終日 ( 2020年6月29日    千葉県・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72 )

ジャンボ軍団の3人娘(上から時計回りに)原、笹生、西郷(Getty Images/JLPGA提供)
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 男子ツアー通算94勝のレジェンド、尾崎将司(73=I.S.T)を師匠に持つジャンボ軍団の3人娘が、ともに9アンダーの5位と開幕戦で躍動した。

 この日ベストタイの67をマークし、17位から浮上したのが最年長の原英莉花(21=日本通運)だ。6バーディー、1ボギーの内容にも「もうちょっとできたかなと思うところがあるので、総合で言うとちょっと悔しいです」。昨年大会で優勝争いの末に2位。今大会は、師匠から譲り受けた2本のUTとともにリベンジを目指していただけに、複雑な表情を浮かべた。

 ただ、収穫もある。オフには千葉県内の尾崎将の自宅兼練習場「ジャンボ邸」に通い、最終日まで力を発揮できるようバンカー内の走り込み、タイヤ引きで体力を強化した。その成果もあり、終盤4ホールで2バーディーを奪取。「最後の4ホールに力をためることを目標にしてきた。そこはクリアできたと思います」とうなずいた。

 ルーキーの2人も、プロデビュー戦で堂々の結果を残した。日本とフィリピンの2つの国籍を持つ笹生優花(19=ICTSI)は、10位から68で回り上位に食い込んだ。「ここまで(上位に)こられると思ってなかったので良かった」。尾崎将が「せごどん」と呼ぶ西郷真央(18=大東建託)は、優勝争いを演じた。首位タイで迎えた9番パー3で池に落としてダブルボギー、続く10番でもボギーを叩いて後退。だが、14番でバーディーを取り返す意地を見せた。最終日最終組でのプレーにも「緊張は全くしなくて、楽しくプレーできた」と大物ぶりを発揮した。

 笹生と西郷は試合後、ジャンボ邸に直行。5日間にわたった大会後も、すぐに練習に励むハングリーさがある。昨季1勝の原英を筆頭に、ジャンボ軍団が女子ゴルフ界も席巻する。

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2020年6月30日のニュース