ローカルハンデ重賞は宝の山!小倉記念はコース適性重視で高配当ゲット

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki   photo by Nikkan Sports

 今週末8月6日に小倉で行なわれるGIII小倉記念(芝2000m)は3歳以上によるハンデ重賞。1番人気が11連敗中で、過去3年連続馬券圏内に入らず、2009年ダンスアジョイ(16番人気)、2016年クランモンタナ(11番人気)と、2頭の2ケタ人気馬が勝利をしている波乱のレースだ。単勝64.7倍だったダンスアジョイが勝利した2009年は3着にも9番人気のクラウンプリンセスが入って、3連単は97万8500円の大波乱となっている。

 ローカルのハンデ重賞は実績よりもコース適性や勢いがモノをいうケースが多いもの。今回はそういった視点で展望してみよう。

前走マレーシアC、ストーンウェアとの叩き合いを制したストロングタイタン(右)前走マレーシアC、ストーンウェアとの叩き合いを制したストロングタイタン(右)
 コース適性ではストロングタイタン(牡4歳/栗東・池江泰寿厩舎)がナンバーワンだろう。小倉コースでは4戦して3勝。今回と同じ2000mで行なわれた昨年の玄海特別を3馬身半差で圧勝している。唯一敗れたのは今年2月のGIII小倉大賞典(5着、2月19日/芝1800m)だが、それ以来約5ヵ月ぶりの出走となった前走のマレーシアC(7月15日/中京・芝2000m)を快勝しており、コース適性と勢いを兼ね備える存在だ。いい形で充実の4歳夏を迎えており、さらにパワーアップした姿を見せてくれそう。

 過去5年の小倉芝2000mの種牡馬別成績を見ると、ディープインパクトに次ぐ2位に入るのがハービンジャー。今年の全体の種牡馬ランキングでは現在8位なので、このコースがいかに得意なのかがわかる。

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