「謝罪したい」と棄権キリオス

男子テニスの上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は10日、シングルス1回戦で途中棄権した第13シードのN・キリオス(オーストラリア)はツイッターで「上海で応援してくれたファンと、世界中からテレビで見ていてくれたファンへ謝罪をしたい。この24時間はずっと胃の痛みに苦しめられながら、試合への準備をしていた」と投稿した。

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前週のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)で準優勝を飾ったキリオスは、その翌日に今大会のダブルスに出場するなど連戦が続いていた。

10日、世界ランク45位のS・ジョンソン(アメリカ)と対戦した同21位のキリオスは第1セットを6-7 (5-7)で落とすと、そのまま途中棄権を申し入れた。

「今日は明らかに最初のポイントからコートで苦しんでいた。練習の時から肩に痛みが出始めていたし、第1セットを失った時には試合を続けられるほどの力が残っていなかった。なぜなら、この24時間はほとんど食事をとっていなかったから」

「北京からのいい流れから今シーズンを良い形で終えたいと思っていたけど、正直へこんでいる。出来る限りのことはしようと思う」

昨年の上海マスターズでキリオスは、やる気のないプレーをしたことで出場停止処分と罰金が科された。

今年は8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)でマスターズ初の決勝に進出へ進出する活躍を見せたが、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスタンド)では初戦で姿を消していた。

キリオスの棄権で初戦突破となったジョンソンは、2回戦でワイルドカードで出場のウー・ディ(中国)と対戦する。ウーは、1回戦で予選勝者のJ・シャルディ(フランス)をストレートで破っての勝ち上がり。

日本勢では杉田祐一が第10シードのS・クエリー(アメリカ)に挑んだが、ストレート負けで初戦敗退となった。






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(2017年10月11日10時56分)
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