錦織に惜敗 主審へ激怒も謝罪

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は21日、男子シングルス4回戦が行われ、第23シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)は第8シードの錦織圭に7-6 (10-8), 6-4, 6-7 (4-7), 4-6, 6-7 (8-10)の大逆転で敗れ、惜しくもベスト8進出とはならなかった。

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この日、カレノ=ブスタは錦織から第1・第2セットを連取。第3セットも先にブレークする好スタートを切ったが、第3・第4セットを続けて落とすと、ファイナルセットへ突入。

第10ゲーム、錦織のサービング・フォー・ザ・マッチで土壇場のブレークバックに成功し、10ポイント先取のタイブレークでは8-5とリードした。

続くポイントではカレノ=ブスタが放ったパッシングショットを線審はアウトの判定。そのボールを錦織は返球していた。

これでカレノ=ブスタはチャレンジを要求し、判定はイン。しかし、ポイントは錦織へいったため主審へ猛抗議。その後も判定は覆らず、最終的に5ポイントを連続で落としたカレノ=ブスタは、5時間5分の死闘の末に敗戦を喫した。

怒りがおさまらないカレノ=ブスタは主審と握手せず、ラケットバッグを投げて怒りをあらわにし、コートを後にした。会場からはブーイングが起きた。

試合後の会見でカレノ=ブスタは涙ながらに「とても悲しい。5時間の戦いの後で、あのようにコートを去ったのは正しくなかった。ごめんなさい、あれは僕ではない」と試合後の振る舞いについて謝罪した。

一方、勝利した錦織は準々決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

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(2019年1月22日21時29分)
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