BIG3がトップでいる理由

男子プロテニス協会ATPは19日に公式サイトで、インターナショナル・テニス・フォール・オブ・フェイムの会長であるS・スミス(アメリカ)氏が世界ランク3位のR・フェデラー(スイス)について語ったコメントを掲載した。

ATPは「スイスの英雄であるフェデラーは3週間以内に38歳になる。しかし、彼はいまだに世界ランク3位で、2019年での38試合に勝利という数字でATPツアーを引っ張っている。スミス氏は、現在ツアータイトルを102勝としているフェデラーの試合での強さを挙げた」と記載した。

スミス氏は「私が考えているフェデラーのカギの一つは、バランスだ。ボールを打つときに彼はいいバランスを保っているから、けがを防げるしワイドにボールを打った後にすぐに戻ることができる。そして安定感が出る」とフェデラーのプレーについて語った。

「バランスがよく戻るために余計な数歩を踏まなくてすむ。彼は速く動いている時ですら、安定した体勢を保てている。それが効率の良さの理由の一つだろう」

スミス氏はフェデラーの他にBIG3と呼ばれる世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)と同2位のR・ナダル(スペイン)についても、なぜ彼らがトップに君臨し続けているのかについて分析した。

「ジョコビッチはまるでゴム人間だ。信じられないくらい身体が柔らかい。あれは遺伝子的なものと柔軟性に対する彼の努力の結果だろう。J・コナーズ(アメリカ)も素晴らしい上半身の柔軟性を保持していた」

「ナダルでさえとても厳しい状況から身体を回復させ、コートに戻ってこれる力がある。柔軟性はとても大切だ。いくつかは遺伝的なものだが、その他は本当にハードな努力の結果であり、それがけがを防ぐとともに、選手たちにもっとパワーを与えてくれる」

「今のツアーは選手たちの身体にとって、とてもタフなもので、みんな乗り越えられているのがさすがと思う。フェデラーとナダル、ジョコビッチが多くのタイトルを保持している。彼らが互いに近いトップのポジションにい合うことが彼らをさらに頑張らせるものになっている」

「フェデラーは本当によくやっている。彼はもうプレーする必要はない。ジョコビッチもナダルもだ。でもこれは彼らがどのくらい戦い続け、旅をし続けたいかどうかの問題なんだ」

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(2019年7月20日18時03分)
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