トップ選手の移動距離を計測

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ラファエル・ナダル
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男子プロテニス協会のATPは4日に公式サイトで、2018−2020年でトップ10の選手たちの第1セットと第2セットに走った距離を比較した結果を掲載した。

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公式サイトには「ほとんどの選手が第2セットより第1セットの方が移動距離が多く、R・ナダル(スペイン)の数字に最も大きな差が生まれた。しかし計測されたトップ10の選手たちの中で唯一R・フェデラー(スイス)のみ第2セットの移動距離が第1セットを上回った」と明かした。

ナダルは第1セットで平均3,512フィート(約1,070メートル)を走っており、これはどの選手よりも長い距離。しかし第2セットの移動距離は第1セットの89.7パーセントの3,150フィート(約960メートル)となった。

ATPは「ナダルの結果の考察として第1セットで相手を疲れさせ、第2セットでは相手の疲弊によりあまり動かなくてよくなっていること。または、純粋にセットをリードした後に動きの量を意図的に減らしているのかもしれない」と考えた。

第1セットが第2セットより移動距離が多い選手たちでナダルの次に差が大きいのはD・メドヴェデフで、そこにN・ジョコビッチ(セルビア)D・ティーム(オーストリア)A・ズベレフ(ドイツ)M・ベレッティーニ(イタリア)S・チチパス(ギリシャ)G・モンフィス(フランス)が続いた。

フェデラーは第2セットで、第1セット移動距離2,521フィート(約768メートル)の104,2パーセントとなる2,628フィート(約801メートル)を移動。第2セットの方が走っているという結果となった。

「フェデラーの結果の可能性として、ベースライン上でプレーする中リードした場合、第2セットではネットプレーを増やしているからと考えられる。またはフェデラーがスロースタートで、第1セットより第2セットの方が動くのかもしれない」

計測された選手の中で走った平均が最も高かったのはG・シモン(フランス)で第1セットで4,165フィート(約1,269メートル)、第2セットで3,904フィート(約1,189メートル)となった。

平均が最も低かったのはN・キリオス(オーストラリア)で第1セットを2,081フィート(約634メートル)、第2セットを2,024フィート(約616メートル)とした。


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(2020年5月5日19時17分)
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