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ゴルフ

渡邉彩香、5年ぶりVの“舞台裏”をキャディの川口氏が激白!「お散歩のように回る」をテーマにした今大会のキーポイントは?

THE DIGEST編集部

2020.07.01

5年ぶりのツアー優勝を飾った渡邉(右)とキャディを務めた川口(左)。(C)Getty Images

5年ぶりのツアー優勝を飾った渡邉(右)とキャディを務めた川口(左)。(C)Getty Images

 国内女子ツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」で、渡邉彩香が5年ぶりのツアー優勝を飾った。その渡邉のキャディである川口淳さんが、今大会の舞台裏を自身のYouTubeチャンネルで語った。

 まず4日間を通して「お散歩のように回る」とテーマを持っていたことを告白。これまで渡邉は、肩に力が入ってしまったり、早歩きになってしまうなど、自分のリズムを崩してしまうことが多かった。そのため、今回は敢えてスコアボードを見ず、順位は一切意識せずにプレーしたそうだ。

 川口さんは、最終日の9番パー3(183ヤード)の池越えのあるティショットを今大会のキーポイントとして挙げた。「あそこに出して、これぐらい曲げて、これぐらいのスピン量で、ここに落として、これぐらい転がるみたいなイメージと、100%自分の感覚と球がリンクした」と語り、ここから思い通りのゴルフが出来始め、特にインコースのショットはほぼ完璧であったと称えた。

「お散歩のように回る」のテーマを貫いた渡邉は、優勝争いをしていることに気づかずプレー。最終18番のバーディパットでショートした際、スタンドにいた関係者が残念そうに「あ~」となった。この周りの反応で、渡邉は「もしかして、このパットめちゃくちゃ大事でした?」と川口に尋ね、そこで初めて首位争いをしていることを知ったそうだ。
 
 通算11アンダーで鈴木愛と首位で並び、勝負の行方はプレーオフへと持ち込まれ、渡邉は今大会初めて優勝を意識してのプレーをすることになった。3打目のアプローチショットで、ピンより奥へ行ってしまった時、川口さんは「得意の下りだね」と伝えると、渡邉は「分かりました、得意の下りです」と返答。そして得意の下りのバーディパットをしっかり沈め、優勝を決めた。得意であるものの、勝負の場面で決めた渡邊のプレーを、川口さんは褒め称えた。

 そして「今度はボードを見ながら、どういうゴルフが出来るかを課題にやっていきたい」と力強いひと言。より強いゴルファーを目指し、渡邉と共に上を目指したいと川口さんは意気込みを語った。

構成●THE DIGEST編集部

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