<芳根京子>アカデミー賞の“記憶”を胸に…さらなる高みへ「あの景色は忘れられない」
女優の芳根京子が、12月10日に東京都内で行われた映画「記憶屋 あなたを忘れない」(2020年1月17日[金]公開)の完成披露メモリアルイベントに登場。主演の山田涼介や、佐々木蔵之介、蓮佛美沙子、泉里香、濱田龍臣、平川雄一朗監督と共に作品の見どころなどを語った。
同作は、シリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説「記憶屋」を原作に、山田演じる大学生・遼一が恋人の記憶を取り戻すため“記憶屋”探しに奔走する姿を描く、記憶を巡る愛の物語。
映画「ツナグ」(2012年)、ドラマ「天皇の料理番」(2015年、TBS系)、「義母と娘のブルース」(2018年、TBS系)を手掛けた平川雄一朗が監督を務める。
また、遼一の幼なじみ・真希を芳根、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子を蓮佛、遼一と共に“記憶屋”探しをする弁護士・高原を佐々木が演じる。
劇中で真希が敬愛する広島東洋カープの“カープカラー”を彷彿させる、白地に赤のワンピースで登場した芳根は「芳根京子と申します。1年前の今頃に撮影してやっと皆さんに見ていただけること、うれしく思います。今日はよろしくお願いいたします」と、いつも通り丁寧にあいさつ。
撮影を振り返り、どんなことが“記憶”に残っているかを聞かれると「そうですね…」と考え込む。
見かねた山田が「記憶屋に消されちゃったか?」とフォローを入れると、芳根は慎重に言葉を選び「でも、すごく戦ったなというのが印象的です。監督は『これ“で”いい』でOKを出す方じゃないので、その分何回も何回も1シーン、1カット撮影しました。おかげでいろいろな真希を自分でも見ることができたので、すごくありがたかったなと思います。
妥協せずに、何度も挑戦させてもらえたこともそうですし、そして何度も(芝居に)お付き合いいただいたことを感謝します」と、山田を見て感謝を述べた。