アーセナル、わずか15ヶ月で敏腕スカウトが退団 原因はSDとの亀裂か

敏腕スカウトとして有名なミスリンタート氏 photo/Getty Images

新天地はかつての宿敵バイエルンか

アーセナルは21日、リクルート部門のトップに立っていたスヴェン・ミスリンタート氏が、2月8日をもってチームを退団することになったと発表した。

ミスリンタート氏は、ドルトムント時代に香川真司やロベルト・レヴァンドフスキ、ピエール・オバメヤン、ウスマン・デンベレといった有望な若手を発掘し、敏腕スカウトとしてその名をサッカー界に知らしめた。そして、2017年12月からはアーセナルへ籍を移し、これまで古巣からオバメヤンとソクラティス・パパスタソプーロスを引き抜いたほか、ドイツ代表の若手期待GKベルント・レノの獲得にも尽力した。

昨夏にアーセン・ヴェンゲル体制に終止符が打たれ、転換期を迎えたアーセナルで、今後もさらなる選手の発掘に期待がかかっていたが、わずか15ヶ月でチームを離れることとなった。退団理由などについては触れられていないが、英『METRO』など複数の英メディアによると、自身と同時期にバルセロナからアーセナルへ移籍したスポーツディレクターのラウル・サンレヒ氏との亀裂が原因のようだ。なお、このフリーとなるこの敏腕スカウトを獲得するべく、すでにかつての宿敵であるバイエルンが関心を示しているという。
そんなミスリンタート氏はクラブの公式サイトを通じて「大きな変化を迎える時期に、アーセナルのような偉大なクラブで働けたことは素晴らしい経験だった。クラブの将来についてはワクワクしているし、自分の新たな挑戦も楽しみにしている」とコメントしている。

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