チェルシーを救うのはこの男? プリシッチはアザールの後継者になれるのか

来季からチェルシーに合流するプリシッチ photo/Getty Images

本職は右サイドだが

チェルシーはFIFAから今後2回の補強禁止処分を受けている中、エースであるベルギー代表FWエデン・アザールにレアル・マドリード移籍の噂があり絶体絶命の状況にある。現在プレミアにおいて6位とトップを争えるレベルにないチームにとって、このダブルパンチはとてつもない痛手だ。エースが抜けた穴を補強で埋めることができないとなると、戦力の上積みとして期待されるのはレンタル移籍中の選手だ。その中でも、アザールの後任として頼もしい発言をした選手がいるようだ。

英『Daily EXPRESS』は、ドルトムントにレンタル移籍中のアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチがアザールのポジションである左ウイングについて質問され、次のように述べたことを伝えている。

「左ウイングはぼくにとって本当に良いポジションだと思うよ。でも当然、フィールドのどこでプレイするかは気にしない。ゴールを決めて、チームを助けられる攻撃的なエリアにいるのが好きなんだ。僕がベストを尽くせると感じるからね」
複数のポジションで戦う意思を見せながらもアザールの後継者としての自覚を漂わせるコメントだ。今季のプリシッチはドルトムントで25試合に出場して5ゴール5アシストを記録している。決定力にやや難はあるものの、彼はアザールのように積極的にドリブルを仕掛け、ゴールとアシストを両立できるタイプの選手だ。プレミアの激しいディフェンスに対応できるかの問題もあるが、チェルシーが補強禁止となればある程度の出場機会は確保されるはずだ。時間をかけてプレミアに慣れれば、非常に面白い存在となるだろう。

プリシッチは今まで右サイドを主戦場として10番の位置もこなしてきたが、左サイドの経験はそこまで多いわけではない。ライバルには先日18歳にしてイングランド代表に選出されたFWカラム・ハドソン・オドイもいる。はたして、プリシッチは新境地を開拓しチェルシーの新エースとなれるのだろうか。

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