イングランド代表に2部リーグからGKが召集される可能性? ピックフォード以外頼れない選手層の不安

スウォンジーで技を磨くラッシュワース photo/Getty Images

GKには怪我人の問題も続いている

新・黄金世代と呼ばれるほどタレントの揃っているイングランド代表だが、GKに関しては別だ。ビッグクラブでプレイしている選手が少なく、今夏に迫るEURO2024へGKの選考は難問となっている。

1番手は、代表監督ガレス・サウスゲイトがずっと信頼してきたエヴァートンGKジョーダン・ピックフォードだ。今季もエヴァートンの守護神として奮闘しており、代表経験も豊富な30歳のピックフォードが最も無難なチョイスか。

ただ、他の候補者は状況が良くない。アーセナルのアーロン・ラムズデールはすっかり出番を失っており、GKにとって試合勘の欠如は大問題だ。
ニューカッスルGKニック・ポープは後半戦より負傷での離脱が続いており、クリスタル・パレスのサム・ジョンストンも同様だ。

そうした状況もあり、英『METRO』はブライトンからイングランド2部のスウォンジーにレンタル移籍している22歳のGKカール・ラッシュワースにチャンスが巡ってくるかもしれないと伝えている。

スウォンジーではリーグ戦43試合をこなしているラッシュワースだが、プレミアリーグでのプレイ経験はまだ無い。U-21イングランド代表でも1試合をこなしたのみで、EURO2024で優勝候補の一角に挙げられるイングランド代表メンバーにふさわしいかは疑問だ。

しかし、こうした若手もリストアップしていかなければならないほどGKは層が薄い。ピックフォードに続く2番手、3番手の選考にはサウスゲイトも頭を悩ませるはずで、ここはイングランド代表のウィークポイントだ。

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