人生の定点観測~東京女の就活事情~ Vol.3

医師と結婚し、海外で永住権を獲得。夢が叶っても満たされぬ、元CA27歳の胸の内

男女平等社会と言われて久しいこのご時世に、大学時代の最終章ともいえるのは4年時の「就職活動」。

この時の選択は、その後の人生を大きく変えるGATE(入口)だ。

これは、若さと美貌、また裕福な実家というバックグラウンドを兼ね備えた女子大生たちの、22歳(就職内定時)・23歳(社会人1年目)・27歳(社会人5年目)時点の人生を描いたものである。

果たして22歳時の選択は、その後の人生にどう影響をもたらすのだろうかー?

前回は、「就活は婚活」と言い切り、中東を拠点とする航空会社のCAとして内定を得た英理佳の、華麗なるCAライフを紹介した。

「出会い」に夢中になる英理佳に、ついに運命の恋が…。27歳の英理佳に、待ち受ける未来とは?


「Happy Birthday Erika」

ダニエルはそう言いながら、優しく微笑みかけてくれた。

今日は英理佳の27歳の誕生日、シドニーに移住して4年が経っていた。

どんな時も穏やかで頼りがいがあり、旦那として申し分ない彼と結婚したのは2年前のこと。

いつし......


この記事へのコメント

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No Name
え、婚約どころか付き合ってもいないのに仕事辞めてシドニーに行ったんだ…すごいリスキー。
結果的にダニエルがいい人だったみたいでほんとに良かったですね。
2019/07/29 05:1199+返信10件
No Name
これを読んでいて自分のことなのかと思ってしまった。
アメリカで生活して数ヶ月。医師夫は仕事にやりがいを感じているのでとっても楽しそう。
日本では同じくらいの年収稼いでいたのに、こっちに来てからは自分がどうしたいのか、何が出来るのか分からなくなってしまった。
ちょっとした孤独を感じています。仕事を探して見るけどそう合うのが見つかる訳ではなく……。主人公の気持ち分かるな。
2019/07/29 05:5087返信4件
No Name
何が幸せかって難しいですけど、生活の保障があっても働きたいって思うのは分かる気がします。 子供ができたら、また夫婦二人のときとは価値観や優先順位も変わるだろうし、、幸せな家庭を築いて欲しい。
2019/07/29 05:3169返信1件
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