【ペンシルベニア州ウィリアムズポート25日(日本時間26日)発】リトルリーグ・ワールドシリーズは最終日を迎えた。前日の国際ブロック決勝でカリビアン代表キュラソーに敗れた日本代表の調布リトルリーグは米国ブロック2位のハワイと3位決定戦の意味合いも持つコンソレーションゲームを戦い、5―0の完封勝ちした。世界一決定戦では米国ブロック1位のルイジアナがキュラソーに8―0で大勝した。

 主将の小針大輝(中1)は「やり切りました。悔いはありませんが、次(のレベルで)は勝って終わりたい」と振り返り、来年も出場のチャンスがある牛久保亮平(小6)は「アメリカは楽しかった。戻ってきたい」と話した。

「調布として43年ぶりの世界一はなりませんでした」と、日本ハムの荒木大輔二軍監督らと1976年に世界一に輝いた永瀬誠コーチは潔く話し、滞在期間中は「いろいろなことがよみがえりましたね」と明かした。

 高校時代、夏の甲子園まであと1勝という決勝で最後の打者となった経験を持つ小川裕央コーチは前日のキュラソー戦について「決勝で負けるという、あの感情は似たようなものがありました」と苦い記憶がよみがえった。しかし、「負けから見えてくるものもあります」と前を向き、新チームを考え始めている。