【ロサンゼルス発】新型コロナウイルス感染者数の拡大を受け外出禁止令が発令されたカリフォルニア州は20日(日本時間21日)から4月19日(同20日)まで同州に住む約4000万人の行動に制限をかけた。

 この規制は人々が6フィート(約1・8メートル)の距離を保った上で、食料の買い出し、通院、自然の中での散歩や運動を許可するが、必要不可欠と認定されているビジネス(食料品店およびテークアウトサービスを提供するレストラン、銀行、メディア等)以外には出勤してはならないというもの。渡航も禁止。全米でも拡大スピードの速い同州での措置に、米トランプ大統領は「大胆な措置」と称賛した。

 ロサンゼルス市では16日(同17日)から飲食店やジム、映画館などを休業させる措置を取っている。スーパーなどでは入場制限を設け、外には距離を空けながら人々が並ぶという光景が見られたり、卵やトイレットペーパーなどはいまだ入手困難。通常なら渋滞で身動きの取れない道路もがら空きで、夜のサンタモニカなどはまるでゴーストタウンのように静まり返り、街には全く活気がない。

 そんな中、数日前に自宅のあるロサンゼルスに戻ったツインズの前田健太投手(31)が「正しいマエケン体操のやり方について教えます」と自身のユーチューブチャンネルを更新した。自作の「マエケンタイソウ」のTシャツを着て登場した前田は体や腕の角度、回数や体操を始めたきっかけなど実演しながら「肩甲骨にしっかり動きを出して、けがの予防や肩こりの解消にぜひ使ってください!」と明るく話した。

 新型コロナウイルスの影響で運動不足が懸念される今、ほんの数分でできるマエケン体操はおすすめだ。