【カリフォルニア州アナハイム発】エンゼルスの大谷翔平投手(25)が3日(日本時間4日)、アナハイムの本拠地エンゼル・スタジアムで、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月中旬に中断していたキャンプの再開に臨み、投球練習や打席に立っての投球への目慣らしなど、初日から投打の「二刀流」で調整した。

 コロナ対策として練習は少人数のグループで区切られ、大谷は個別でウオーミングアップを行った。キャッチボールや遠投で肩をつくり、ブルペンでは捕手を座らせて全球種を37球投げた。その後は先発陣入りが見込まれる2投手がマウンドから投げる際に打席に入り、実戦感覚を磨いた。

 チームは8日から紅白戦を実施予定。キャンプ終盤にオープン戦に臨み、当初3月26日から今月23日か24日に延期された開幕に備える。大谷は出だしから二刀流でプレーする可能性が高い。