「令和の鉄腕」こと西武・平井克典投手(27)が21日、楽天戦(楽天生命)で1―0の8回にパ・リーグのシーズン最多登板記録を更新する今季79試合目の登板。いきなり代打・藤田に同点ソロを浴びるなど、1回もたず3安打2四死球5失点で逆転を許し、球団OB・稲尾和久氏を超える偉業にも笑顔はなかった。

 7回に木村のスクイズで虎の子の1点をもぎ取った西武は、8回から中継ぎエース・平井を投入し逃げ切りを図った。

 しかし、先頭の代打・藤田にいきなり同点ソロを浴びると、さらに2安打と申告敬遠で一死満塁。ここで4番・ブラッシュに痛恨の押し出し死球を与えるなど計5失点。土壇場で逆転を許し、歴史的な偉業達成は苦い記憶の21球となった。