日本ハムのファッションリーダーが吉田輝星投手(18)の着こなし術に待ったをかけた。

「高ければいいというわけではない。安い物をどれだけ格好良くいい物に見せるかがファッションだと思うんです。最初のうちは予算の中で数を揃えて、その中から着まわす感じで楽しくファッションを勉強していければ」。昨年の同時期、入団前の吉田輝へ、そんなアドバイスを送っていたのはチーム随一のおしゃれ番長と知られる上原健太投手(25)だ。

 秋田・金足農時代は短ラン、ボンタン姿が話題となった吉田輝だが、上原からの助言もあってか、現在は若者らしい身なりとなりファンの間でも「やっぱりカッコいい」「あか抜けたよね」と好評だ。ただ、目の肥えた上原の評価は「まだまだ」判定。「あくまで自分が見た場合ですが…」と上原は前置きしつつ「甘いと言うか『白シャツにデニム』みたいに『これを着ていれば無難』と言うファッションに逃げてしまっていると思うんです。まだ輝星の本気は見れていないと思う」と一刀両断した。

 それもひとえに期待の裏返しだ。「野球選手は注目されたり目立ったほうが良いこともあると思うんです。上着やシャツを変えるだけで印象は大きく変わります。輝星は体格も良いし、せっかく『吉田輝星』というブランドがあるんだから、もっと目立っていってほしいですね!」とエールを送る。

 上原、吉田輝ともに期待のドラ1・イケメン投手。来季は投手陣の柱として、さらにチームのおしゃれ部門をけん引する存在になれるか。