西武・松坂大輔投手(39)が8日、新型コロナウイルス対策として初めてマスク姿のまま練習後のサイン会を開いた。

 ポカポカ陽気の土曜日、練習後の南郷スタジアム正面玄関前には、松坂の帰りを待つファンの長蛇の列が出来上がっていた。取材終了後、約100メートルほどにまで伸びたその列を見た松坂は「どうしようかな?」としばしちゅうちょ。理由を聞けば「マスクをしようかどうか…」で悩んでいたという。

 マスク姿のままサインをすることで、ファンに不快感を与えるのではないかという心配だったようだが、新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るい、キャンプ地・宮崎ではインフルエンザ渦に見舞われている。

 再起を期す今季、あらゆるリスクを考慮して、周囲の意見も取り入れながら最後はマスク姿のままファンの前に現れ、約30分間、色紙にペンを走らせた。