今季から古巣・西武に移籍した松坂大輔投手に対し、日本ハムは警戒を強めている。22日の西武戦で先発した松坂を相手に5回で4得点と、点を奪ったものの、チームとしては納得していない。

 というのも、得点には制球に苦しんだ松坂の5四死球が絡んでおり、最速139キロの直球と新球「スプリットチェンジ」で緩急をつけられ、打ち取られる場面が多かったからだ。

 実際、安打を放った鶴岡は「(松坂との対戦は)感動しました。プロ初打席もこの球場で、松坂さん相手だったので」と笑顔を見せながらも「以前と投球スタイルは変わったけど、投げるセンスはすごい。(打席の中で)考えていかないと打てない」と警戒心を強めた。チーム関係者も「なめていたということは絶対ないけど、試合前はここまで緩急のついた投球を想定していなかった雰囲気もあると思う」とポツリ。「4点は取ったけど、西武相手には安心できない点数でしょ。改めて警戒しないといけないかもね」と話した。

 松坂としては完璧な投球ではなかったかもしれないが、ローテーション入りすれば厄介な相手となるかもしれない。