広島は26日、阪神二軍と27日から予定されていた練習試合(由宇)を中止すると発表した。阪神の藤浪晋太郎投手(25)がこの日、PCR検査を受けると発表され、阪神の全選手が一定期間の自宅待機となり試合が不可能と判断されたためだ。

 鈴木球団本部長は「(今後は)検査の結果が出るので、それによって全然(対処の)方向が違う」と話した。また広島の選手には発熱、倦怠感、咳などの症状が出た場合について「かかるのは仕方ない。隠さなくていいからすぐに(球団に)報告するように強く言っている」と明かし、継続して予防措置を行うとした。

 現在、広島は首脳陣、選手に対し、遠征先などでは外出する場合は既に「どこに」「誰と行くか」をマネジャーに報告することを義務付けている。また広島にいる場合でも行動記録のメモをつけるように指導するなどの新型コロナウイルス感染拡大の防止策を行っている。