無観客試合が続くプロ野球の球場で汗を流しているのは選手だけじゃない。24日に行われたイースタンリーグ・日本ハム対楽天戦(鎌ケ谷)のスタンドに日本ハムの球団マスコット「カビー・ザ・ベアー」(通称・カビー)が登場。この日先発登板した吉田輝らへの応援はもちろん、ファウルボールの回収など、事務的な作業も行った。

 無観客試合でのマスコットの登場は異例にも思えるが、球団関係者曰く「鎌ケ谷の試合には全部出ていますよ!」と、今季の球場勤務が皆勤賞であることを告白。現在は、球場に来場できないファンのためにファウルボールにサインをしてプレゼントを行う企画を実施しており、一連の球場出勤もそのためだという。

 この日は強い日差しが照り付けるスタンドでファウルボールが飛ぶたびに白球を追いかけるだけでなく、報道陣らの前を通るたびに身振り手振りで愛想を振りまき、和やかムードを演出した。