今季初勝利を挙げた巨人の5年目右腕・桜井俊貴投手(26)が次戦でのプロ初完投を宣言した。

 2日のDeNA戦(東京ドーム)で桜井は8回107球2安打9奪三振1失点の好投。味方打線の援護もあり5―3で今季初勝利をマークした。

 お立ち台で「ミーティングで宮本(投手チーフ)コーチから中継ぎを休ませるということを今日の役割と言われた」と告白。前回登板の広島戦(6月25日、東京ドーム)では6回2失点で勝ち負けつかずだったが、この日はコーチとの約束を果たした。

 原監督も「ストライクゾーンを広く使った攻めも、あるいは少しかわそうというね。両方とも非常に良かったと思います」と合格点を与えた。

 昨季はソトに3本塁打を浴びるなど先発では0勝3敗、防御率7・31と苦手だったDeNA打線をねじ伏せたが、本人は「去年は去年という感じです」とケロリ。次戦に向け「次は完投できるよう頑張りたい」と前を向いた。昨季8勝の右腕にエンジンがかかった。