本塁打キング〝確定弾〟となるか。巨人・岡本和真内野手(24)が、7日のヤクルト戦(東京ドーム)で2打席連続となる31号ソロを放った。これで本塁打争いで阪神・大山に3本差と突き放した。

 前打席で〝真の4番の証〟ともいえる、3年連続の30本塁打を放った主砲。ナインから祝福されたその表情は、何か吹っ切れたようなはじける笑顔だったが、次打席の一発はまさに肩の力が抜けたような、しなやかなスイングから放たれた一発だった。

 3点リードの5回。先頭打者で打席に立つと、ヤクルト先発・小川の投じた6球目、外角へ動くカットボールを捉えた。打球はグングン伸び、バックススクリーン右の最深部へ吸い込まれた。自身が好調のバロメーターと語る右方向への一発だった。

「これぞ4番」の仕事を果たした岡本。これで〝お役御免〟となり、7回の守備から交代となった。