実はまだ「ビッグベイビー」!? 巨人・原辰徳監督(62)が、3年連続30本塁打をマークした岡本和真内野手(24)に、独特の言い回しで賛辞を贈った。

 3回には内角球をガッツリすくい上げ、先制弾となる30号3ランを左中間スタンドに突き刺せば、5回には逆らわないスイングで、バックスクリーン右に2打席連続の31号。4番の2発で試合を決め、6―2で勝利した。

 これには「いやいや、良かったね。バッティングフォームもすごく良かった。1本目も2本目もね」と手放しでたたえた指揮官。一方で、巨人生え抜きの3年連続30発が王貞治、松井秀喜、そして原辰徳以来4人目であることを聞くと「僕なんか大したことない」とニヤリ。さらにこう続けた。

「まあでも、まだまだ伸びしろのある…聞くところによると、まだ『乳歯』も残っているという…非常に大きく期待できる選手だと思いますね」

 実際に岡本に乳歯が残っているかはさておき、確か昨季、指揮官みずから「ビッグベイビー」と命名したものの、主砲として一皮むけた姿に「〝乳歯〟は抜けたんじゃない?」と評していたはずだが…。いずれにしても、長距離砲として想像以上の可能性を感じたということだろう。

 巨人栄光の「4番・サード」を継ぐ背番号25。この勢いで日本シリーズ大暴れとなるか。