広島に4年ぶりにヘッドコーチとして復帰した河田雄祐氏(52)が19日、マツダスタジアムで会見を行った。スーツ姿で登場した河田氏は「赤いアンダーシャツ着て後輩たちと野球ができると決まった時に、非常にうれしく感じた」と笑顔を浮かべた。

 ヤクルトの外野守備・走塁コーチを務めていた立場として、今季の赤ヘルを「最初から下位にいたのもあるし若干、元気というか湧き出るパワーがなかったのかな、と敵としては見ていた」と分析。

 その上で「うまく選手にやる気を出させるということができれば、あとは結果が勝手についてくる。パ・リーグと互角に戦えるチームを作っていきたい」と、自身初となるヘッドコーチ業への意気込みを口にした。

 また、球団はこの日来季のコーチングスタッフを発表した。永川勝浩二軍投手コーチ(39)が一軍投手コーチへ、玉木朋孝二軍内野守備走塁コーチ(45)が一軍内野守備走塁コーチへ就任することが決定。

 高信二ヘッドコーチ(53)は二軍監督に就任し、山田和利一軍内野守備走塁コーチ(55)は二軍内野守備走塁コーチ、沢崎俊和一軍投手コーチ(46)は三軍コーチ、小林幹英投手強化担当コーチ(46)が二軍投手コーチへ、それぞれ配置転換となった。