先週末から相次いだ芸能人の結婚が「いい夫婦の日」と絡めてネット上で反響を呼んでいる。

 22日のタレント・壇蜜が皮切りとなった形の結婚ラッシュ。NHK紅白歌合戦に初出場する4人組バンド「Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)」の藤原聡のほか、お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつも同日に結婚したことを公表した。

 24日にはお笑いタレントのイモトアヤコ、歌手の有安杏果、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭、女優の長谷部優も結婚を発表。若林は22日に婚姻届を出している。

 令和元年もあと1か月で終わろうとする時期に立て続けに明らかになった芸能人の結婚。ネット上では25日朝も「すごい!」「何があった」「あやかりたい」などと驚きのコメントが続々と寄せられた。

 11月22日は「いい夫婦の日」で、前出の安藤は自身のブログに「いい夫婦の日ですね」とのタイトルをつけて結婚報告をしていることから、この日を選んで結婚したとみられる。「いい夫婦の日」のホームページによると、1988年に財団法人余暇開発センター(現日本生産性本部が、夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案し、11月22日を「いい夫婦の日」と提唱。99年に著名人らを表彰する「パートナー・オブ・ザ・イヤー」の第1回が催された。今年は結婚45周年の俳優・高橋英樹夫妻など3組が選ばれている。

 離婚のニュースも絶えない芸能界だが、長年連れ添うおしどり夫妻も少なくない。11・22結婚ラッシュはそうした願望の表れなのか。

 近年では、一昨年にタレントの吉木りさと俳優の和田正人がこの日に結婚している。ネット上では、6月の花嫁「ジューンブライド」に代わる新たなトレンドになるのか注目する見方も示されている。