「新しい地図」の稲垣吾郎(46)と香取慎吾(42)が11日、東京・江東区のメガウェブで行われた、パラリンピック競技を体験・体感できるイベント「NO LIMITS SPECIAL 2020」のオープニングセレモニーに出席した。

 2人と、仕事のため欠席した草なぎ剛(45)は、国際パラリンピック委員会特別親善大使兼日本財団パラリンピックサポートセンタースペシャルサポーターを務めている。これまでパラリンピック競技の普及に貢献してきただけに、いよいよ2020年東京大会を迎えるにあたって、胸の高まりを抑えられない。

 稲垣が「本当にいよいよで身が引き締まる思い。日々勉強ですが、パラの魅力を伝えていきたいですね」と意気込めば、香取も「僕たちもいろいろ活動してきました。本番までまだ200日以上ありますが、もっともっと深いところまで知っていただければ」とさらなる普及を誓った。

 MCから、注目競技を聞かれると「ボート、カヌー、ゴールボール」と複数挙げた稲垣に対して、香取は「パラマラソン」。いずれも、目を見張るようなパフォーマンスが期待できる競技ばかりだ。実際に、パラ選手たちが競技デモンストレーションを披露すると、その迫力に2人は圧倒された。

「新しい地図」の貢献について、小池百合子東京都知事(67)は「これまでずっとパラスポーツを応援したり、チャレンジしたり、エールを送ってくれていますよね。本当にありがたい」と感謝した。

 この日、人気の2人を見たさに、午前4時から並んだファンもいたという。それを聞いた香取は「4時っていつの4時? 朝!? ゴメンナサイ、僕、爆睡していました」と苦笑したが「新しい地図」の存在感は確実にパラリンピックの大きな力になっているといえそうだ。