世の中の手本になるどころか…。小泉進次郎環境相(38)が通算2週間程度の育休を取得することを決め、永田町がザワついている。現役大臣として初の試みとなる育休に進次郎氏は「大臣の働き方も改革していきたいと思います」とアピールしたが、一連の女性スキャンダルで家庭内では肩身が狭い。17日朝に男児を出産した妻の滝川クリステル(42)は都内の実家に戻り、しばらくそこで暮らすという。育休を取得したところで、進次郎氏ができるのは愛犬の散歩と買い物ぐらいでほとんど悲惨な“パシリ”生活。育休奨励どころか逆効果になりかねない――。

 進次郎氏は15日、環境省内で開かれた「選択と集中」実行本部の会合で、育児休暇取得を表明。第1子誕生後の3か月間で、約2週間分を育児に充てるとした。

 在宅中はメールやテレビ会議などのリモートワークで環境省との打ち合わせを行うほか、一部の公務は小泉氏の代わりに副大臣や政務官が務めることになる。

 進次郎氏は発表直後に自身のブログで育休取得の経緯に言及。女性は妊娠・出産によってホルモンバランスが崩れ、約10%が「産後うつ」になるとした上で「妻の様子を隣で見ていて、率直に育休を取りたいと思うようになりました」とつづった。

 続けて男性公務員の育休を「原則1か月以上」とする目標の実現に向けて「制度だけではなく空気も変えていかなければ、育休取得は広がっていかない」と指摘。多くの人から「育休を取れない社会の空気を変えてほしい」と要望を受けたそうで「大臣の働き方も改革していきたいと思います」と決意をにじませた。

 進次郎氏といえば、滝クリと結婚後、立て続けに女性スキャンダルが噴出。なかでも既婚の実業家女性との不倫疑惑では、密会に使ったホテル代金を政治資金から捻出したと報じられた。

「しかも実業家女性は滝クリと友人関係。報道でそのことを知った滝クリは気分を害したといいます。これによって進次郎氏の“家庭内序列”はさらに下になりました」(政界関係者)

 滝クリは昨年の段階から出産に備え、都内の実家に戻っていた。17日朝に第1子の男児を出産したが、関係者の話によれば、しばらく実家で両親と子供と暮らすつもりという。

「その間、議員宿舎に住む進次郎氏は滝クリの実家に通うことになるが、向こうの両親が一連の女性スキャンダルに顔をしかめている。彼女の実家での進次郎氏は肩身が狭く、やれることといったら愛犬アリスの散歩や買い出しくらい。育児の面では蚊帳の外でしょう」とは永田町関係者。

 生まれたのが男児だったため、小泉純一郎元首相を父親に持つ進次郎氏のジュニアは、政治家一家として5代目に当たる。名前に“郎”を付けたいところかもしれないが…。

「純一郎氏や進次郎氏が命名できるなら純一郎、進次郎、兄で俳優の孝太郎のように太郎、一郎など“郎”を入れたいところでしょう。でも今の両家の力関係を見ると、命名権は滝川の方にあるでしょうね」(別の永田町関係者)

 進次郎氏と交流のある三重県の鈴木英敬知事はこの日、メールでやりとりしたとして、進次郎氏が子供の「お風呂担当」になると報告を受けたことを明かしたが…。

「進次郎さんが本格的に育児に参加する必要があるのは、滝クリが子供を連れて自宅に戻ってきてから。しかし、その時期がまだ定まっていない。多くの場合、産後1か月程度で自宅に戻るものだが、帰宅の瞬間を狙うマスコミも多いため、慎重にならざるを得ない」(同)

 進次郎氏はブログで育児奮闘記をつづり、イクメンぶりをアピールするもくろみのようだが「フタを開けたら、単なる“パシリ日記”になる可能性がある」(前出政界関係者)という。

 なんともトホホで悲惨な育児パシリの状況を知った世の男性が「育休なんて怖いだけ!」となったら本末転倒だ。そうならないためにまず必要なのは、滝クリとその両親に一連の不倫疑惑の釈明をして、許しを乞うことだが、果たして…。