世界的人気は健在だ。新型コロナウイルスが世界中で感染拡大する中、歌手のピコ太郎が大きな存在感を見せている。

 2016年に発表した動画「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」は、ジャスティン・ビーバーらがシェアしたことで爆発的に世界に広がり、ロングなど全てのバージョンを含めると約5億回も再生された。

 あれから4年。4月に手洗い版「PPAP~2020~」を発表すると、1000万回近くの再生回数を記録した。これは同時期に公開した嵐の手洗い動画の2倍以上の数字だ。

「今も海外でのピコ太郎の知名度、人気は衰えていないからこそ達成できた数字。世界各国でライブを開いてきたことも大きい」と音楽関係者。

 今月1日には自粛中の人たちに向けて前向きなメッセージを込めた「SUKIYAKI」のPPAPバージョンを発表。さらに11日には新曲「Hoppi’n Flappi’n」をユーチューブで公開した。同曲は「STAY HOME」支援ソング3作目という位置付けで、飛んだり跳ねたり、手遊びの要素を入れた“運動不足解消ソング”となっている。

 ピコ太郎は「ひたすら飛んだり跳ねたりするだけの曲を、作りたかったのですピコ! ただジャンプするだけでなく、手遊びの要素も入ってるので、手の振り付けも忘れずに覚えてほしいぴ! また、ジャンプする時は周りの環境を考えて十分注意してほしいぴ。ケガなく、迷惑なく、楽しくピコ!」とメッセージを寄せた。

「世界を見渡すと、まだまだ自宅待機を強いられている国や都市は多い。お年寄りや子供たちの運動不足が懸念されており、それを解消するダンスとしてブレークしそう」(前同)

 ピコ太郎ブームはまだまだ続きそうだ。