共産党の山添拓参院議員(35)が20日、ツイッターを更新。「文春オンライン」が報じた東京高検・黒川弘務検事長(63)の賭けマージャン疑惑を受けて、黒川氏の辞任と検察庁法改正案の廃案を求めた。

 弁護士資格を持つ山添議員は「黒川氏が自粛要請そっちのけで3密賭け麻雀に興じていたとの報道。衆院内閣委員会が開かれた5月13日も…?!」とあきれ果てた様子で「黒川氏はもちろん、違法な勤務延長で続投させた政府にも説明責任がある。事実なら辞任すべきであり、辞任なら法案は完全に必要なくなる」と指摘した。

 反対の声が多く、政府が今国会での成立を見送った検察庁法改正案については、安倍政権の閣僚にまつわる事件をことごとく不起訴にしてきた“政権の守護神”黒川氏の定年を伸ばし、検察トップの検事総長に据える狙いがあったと勘ぐられている。

 記事によると、黒川氏は外出自粛を強く求められた緊急事態宣言の中、産経新聞社会部記者、朝日新聞の元検察担当記者と、2回にわたって3密状態でご法度の賭博行為に興じていたという。

 黒川氏を巡っては、立民の安住淳国対委員長のほか、与党公明党の石田祝稔政調会長も辞任を求めており、文春砲で四面楚歌になっている。