思想家の内田樹氏(69)は21日、自身のツイッターで東京高等検察庁の黒川弘務検事長(63)の胸中を推測した。

 黒川氏は緊急事態宣言中に新聞社の社員らと賭けマージャンをしていたことが発覚、辞任の意向を総理官邸に伝えたと報道されているが、内田氏は「この人たぶん『ギャンブル依存症』だと思います。身近に知ってますけど、『これで負けたら全部おしまい』というタイプの勝負の魅力に抵抗できないんです。検察官が賭け麻雀をやるというのは『職を賭してのギャンブル』です。ふつうの市民がやるのとでは緊張感がまるで違います」と“診断”。

 また「『面子の誰かがリークしたら検察官人生も終わりだし、検察庁の面目もまるつぶれだし、家族も世間にあわせる顔がなくなるんだ…』と思いながら麻雀打ってると、その『ひりひり感』がたまらない…という人っているんです。なんだか気の毒になってきました」とも心配している。