フリーアナウンサーの笠井信輔氏(57)が27日、自身のブログで“世間の勘違い”を心配した。

 笠井アナは古巣のフジテレビ系「とくダネ!」の司会者・小倉智昭(73)が、自宅からのリモート出演からスタジオ復帰したことについて「緊急事態制限が全面解除され『とくだね!』を途中から見始めてびっくり!お、お、小倉さんが自宅を飛び出してスタジオにいる !驚きました。しかも小倉さん生き生きしてる(笑)」と報告。

 続いて「リモートと言うストレスをこの1ヵ月半小倉さんは毎日感じていたので、今日はそれはそれは嬉しかったのではないでしょうか?他の番組でも司会者やゲストがリモート画面から飛び出して(笑)、スタジオに戻ってきていました」と他の番組の状況に触れた。
 また「テレビと言うのは”印象のメディア”なので、多くの番組でリモート出演を止めて通常放送に戻すと、テレビを見ている人が、『もう大丈夫なんだ』と勘違いしてしまうことが多かれ少なかれ起きるんです」と視聴者に与える印象について心配し、「『表に出たい』『みんなと飲みに行きたい』とこの1ヵ月半我慢していた人たちは、どこかに免罪符を求めています。少しでも『なんだ大丈夫じゃん』と、思いたいので、『繁華街に人が戻ってきました』と言う、三密状態を”心配するニュース”であっても『繁華街に人がもう戻ってるんだ』と”前向きなニュース”に捉えてしまう人が出るのは、映像が持つ1つの特性です」と指摘した。

 悪性リンパ腫が判明し、入院生活から退院したばかりの笠井アナは、「新型コロナウイルスは無くなったわけではないのです。どうか、それを意識して十分に気をつけて通勤、生活、してくださいね」と呼びかけた。