女優の高畑充希(28)が29日、自身のインスタグラムを更新し「私も時々、誹謗中傷を受けます」と明かした。

 23日に死去した女子プロレスラー・木村花さん(享年22)は生前、SNS上で激しい誹謗中傷に遭い、悩んでいた。「最近は、誹謗中傷について考えています。今、多くの人が考えているテーマかもしれないのですが、私はなんだか久々に、麻痺させていた傷口を。プチプチっと開かれるような感じがしました」という高畑は「普通に生きていたら口に出すことが無いような、相手の心を抉るためだけの言葉を思いっきりぶつけられることがあります」と告白した。

 続けて「俳優業は華やかに見えるかもしれないけれど、多分誹謗中傷を受けたことが無い俳優さん女優さんは存在しないんじゃないかな、と思うくらいに。ほぼ100%受けます。(共演者に男前な人気者が居る場合なんかは特に!理不尽だっ笑)」と明かした。

 さらに「だって、会ったことも、話したこともない顔の見えない人から、言葉でグサグサと刺されるんだから。道を歩いていて、急に通り魔に刺されたような。え?!と動揺している間に、気付けば心が死んでいました」と説明すると「そして後から気付きました。あ、沢山の人に知ってもらえるようになったタイミングと、急に刃物が飛んできだしたタイミングって一緒だ!と」と続けた。

 言葉の暴力について「両手を縛られて、動けないようにされて、覆面を被った知らない人に金属バットで殴られている。そんな感じなのです。まったくフェアではないのです」と主張。その上で「その殴っている覆面の人は、ほんの少しの後ろめたさを、刹那的な程のその人の正義感で丸め込んでいるんだと思います。こいつの方が悪いんだから、自分はヘイトする権利がある、当然だ!ってね。かなしいね」とさげすんだ。

「いつもテレビで微笑んでるあの人も、ワイドショーで嫌われ役を担っているあの人も、あなたの苦手なあの人だって。みんな見えないところで日々理不尽と闘っておるのです。カッケーな!って。無条件リスペクト、です」とつづった高畑。最後は「時には負のエネルギーに凌駕されちゃうような、“好き!”のエネルギーを、毎度言葉にして伝えてくれるフォロワーの皆さん。ほんとにいつも、ありがとね!!」と結んだ。