今後、親子参加型イベントの主流となるか?

 お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹(49)が28日に行われた「〝ナショジオ オープンキャンパス〟 オンライン校 ココリコ田中の『動物・環境コレ知ってた?』」終了後、取材に応じた。

 田中がナビゲーターを務める「ナショジオ――」は親子参加型のイベントで、生き物の生態などをクイズ形式で学び、環境に対する意識を高める教育系プロジェクト。今回は200組の小学生親子がビデオ会議アプリ「ZOOM」で参加し、ウィズコロナ時代の新しい試みとなった。

 田中は「初めてのことだったんで、どうなるか心配だったんですけど、無事に終わりホッとしてます。オンラインですることで、全国のみなさんに参加していただけた」と満足げ。

「会場で対面でやる時は会場の雰囲気を察しながら、トークをするんですが、表情が見えない不安さはありました。リアクションが見えないので、その辺が手探りですね」とオンラインでのイベントの難しさもあったというが、参加の子供たちはチャットでトピックスに応じて「すげー!」「カバ怖い」「長すぎー!」などそれぞれが感想を書き込み、盛り上がった。

 広告代理店関係者は「オンラインでの親子参加型のイベントは今後も増えそう」とこう話す。

「これまで、コロナ禍でなくても、子供が参加する形のイベントは運営の面で大変な部分もありました。子供は基本的にそんなに長い時間、集中力が続かない。気分によって声を出したり、動いたり、連れていく親も気を使います。でも、オンラインなら、家庭側でコントロールできる部分が大きい。『オシッコ行きたい!』となったら、音声をオフにして、トイレに行けばいいし、イベントに飽きてしまったら、別のことをやってもいい」

 アフターコロナを見据え、こうしたイベントの形は増えていきそうだ。