前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(71)が9日、ツイッターで東京都・小池百合子知事の“移動自粛要請”を批判した。

 小池知事は都内で新型コロナ感染が広がっていることから、数日前から都民に都外への移動自粛を促していた。8日には「特に体の調子の悪い人は」と前置きしながらも「都外への不要不急の移動は控えていただきたい」としている。

 これについて、舛添氏は「小池都知事は、都民の県外への移動を自粛するように求めているが、首都圏でもそれは不可能だ。自宅が他県、職場が東京という人も多い。それを言うなら、他県から来るなとも言うべきだ」と、小池氏の意見を批判。

 その上で5月に、徳島県で県外者に対して嫌がらせ行為をする人間が出たことについても触れ「私は徳島県民が他県者に嫌がらせをしたのを批判したが、嫌がらせを唆すようなことを都民の代表が言うべきではない」とこうした意見が嫌がらせを助長すると訴えた。