全日本プロレス25日放送のテレビマッチで、アジアタッグ王者の「ヤンキー二丁拳銃」こと木高イサミ(38)、宮本裕向(38)組がヨシタツ(42)、立花誠吾(22)組を下しV3に成功した。

 ヨシタツのテクニックと立花のガッツに戸惑う場面もあったものの、徐々に連係で上回ったヤンキー二丁拳銃。最後は宮本が月面水爆で華麗に舞い立花を仕留めた。試合後は「お客さんの前に出るまではまずはこのベルトを守るっていうのを決めていた。その1個目の目標達成が見えてきた」(宮本)と笑顔。

 さらに木高は「アジアタッグ対世界タッグっていうのもある。このベルトを巻いて挑戦したい」と、「暴走大巨人」こと諏訪魔(43)、石川修司(44)組とのタッグ頂上決戦に意欲を見せた。

 一方、この一戦に勝って中学からの憧れだったワルへの転向を目指したヨシタツは夢破れ「ヤンキーは今回で終わり」と宣言した。ヤンキー二丁拳銃からも「ヨシタツさんにヤンキーはそんなに感じなかった。私と同じでヤンキーに憧れた人なんだなって…。でも宮本さんはホンモノだから」(木高)、「…。立花には(ヤンキーを)感じましたよ」(宮本)と評価されており、実に賢明な判断と言える。

 しかし続けてヨシタツは「やりたいことまだあって。世界がこんなに変わってしまって、どう? 理想の国ってある? どこの国もメチャクチャだろ? 理想の国なんてないだろ? だったら作ればいい。俺は国を作る」と面倒を予告し立花を「意味わかんねえよ。どういうことだよ」と困惑させていた。なぜ立花はそこまで付き合ってあげるんだろうか。