【フロリダ州オーランド1日(日本時間2日)発】無観客で開催されたWWE・スマックダウン(SD)大会で、中邑真輔(40)が因縁のダニエル・ブライアン(38)を制裁した。

 オープニングでは10日(同11日)のPPV大会「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」のラダー戦に出場するブライアンとキング・コービン(35)が対峙。ブライアンの「お前はキングじゃなくて負け犬だ」という挑発から、2人は舌戦を展開した。

 先週大会ではMITBのラダー戦予選で、コービンとドリュー・グラック(33)が対戦。グラックのセコンドを務めたブライアンは乱入した中邑とセザーロ(39)に襲撃され、勝利をアシストできなかった。結果的にコービンが出場権を獲得したことで、2人の遺恨は頂点に達していた。

 第1試合のシングル戦で激突したブライアンとコービンは、お互いの意地と意地がぶつかり合う激しい攻防を展開。最後はコービンがラダーをブライアンに投げつけたところで、反則負けの裁定が下された。

 試合後、納得がいかないコービンが襲いかかるが、ブライアンはイエスロックで迎撃。ここで突如、姿を現したのが中邑だ。背後から忍び寄るや、キンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)をブライアンに叩き込んでコービンを救出。ここからセザーロとコービンがラダーで攻撃してブライアンをKOした。

 次週のSD大会では中邑&セザーロ&コービンが、ブライアン&グラック&X(未定)と6人タッグ戦で対戦することが決定。互いの抗争は激化の一途をたどりそうだ。

 MITBラダー戦が行われるPPV「MITB」は、日本時間11日にWWEネットワークで配信される。