J2東京Vの元日本代表FW大久保嘉人(38)が、2008年以来となるJ1復帰へスタートダッシュを誓った。

 オンライン取材に応じた大久保は、町田戦(27日)からの再スタートに向けて「試合(日程)が詰まっているので、最初に勝って勢いに乗ることが大事になってくる」と力を込めた。自身はJ1川崎時代の3年連続(13~15年)得点王、J1通算最多得点記録保持など実績十分で、ゴールでチームに貢献する。

 そのためには約4か月の中断を経て待ち受ける過密日程を乗り越えなければならない。「このパターンは、初めてだから難しさもある。暑さもあって疲れもすごくたまるし、ケガ人も出ると思う。その辺の心配はある」と懸念しており、コンディション調整には万全を期すつもりだ。

 チームの完成度も上がっている。中断期間もリモートで戦術ミーティングを重ねており「浸透してきているし、練習しながらも感じる」と手応えを口にした。再開初戦に向け「コンディションは上がってきている。試合が楽しみ」と待ち切れない様子だ。